The Franklin Furnace FUND for Performance Art
Franklin Furnace FUND for Performance Art(以下、FUND)は、毎年、あらゆるバックグラウンドを持つ若手アーティスト(活動歴2〜10年)に助成金を授与し、大規模な新作パフォーマンスアートの制作を支援する。世界中のアーティストが応募可能だが、選出されたアーティストはニューヨーク市で作品を発表する必要がある。アーティストは個人として年に1回、コラボレーションとして年に1回まで応募可能。FUNDにはキュレーターが存在せず、毎年新しいアーティストによる審査パネルがすべての提案を審査する。このピア・パネル制度 により、世界中のあらゆるジャンルのアーティストが公平に作品を発表できる機会を得ることができる。審査パネルは毎年入れ替わるため、「若手アーティスト」や「パフォーマンスアート」の定義も変化する。一度落選しても、ぜひ再挑戦してほしい。
パフォーマンスアートの定義(要約)
パフォーマンスアートとは、アーティストや参加者が行う行為によって生み出される作品 であり、ライブまたは記録されたもの、即興または脚本化されたもの など、多様な形式がある。この概念は1970年代に広まったが、その起源は1910年代の未来派やダダのキャバレー に遡ることができる。20世紀を通じて、パフォーマンスアートは絵画や彫刻のような静的な芸術とは異なる、非伝統的な表現手法 として位置づけられた。特に戦後には、物質的な形を持たないためコンセプチュアルアートと結びつく ようになった。
現在では、パフォーマンスは映像、写真、インスタレーション作品 にも適用され、社会的現実や空間、アイデンティティの政治と直接関わる手法 としても理解されている。理論家 Jonah Westerman は2016年に、「パフォーマンスは媒体ではなく、芸術が人々や社会とどう関わるかを問うもの」 であると述べている。
【〆切】4 / 1 / 2025
【賞与】$2000~ $10,000
【場所】NY・アメリカ
【URL】https://franklinfurnace.org/grants-and-funding/the-fund/
応募条件
学生不可
申請料
なし
実施期間
2025年8月発表
必要書類
応募フォーム